お元気ですか?

大好きな人たちと人生を楽しんでいますか。


なにをテーマに書こうかと迷いながら

2003年に『この記なんの記』ブログをはじめました。

2007年夏に、戦争の墓碑に心が惹かれ、、

気がつけば、「お墓ブログ」のようになりました。


戦争や軍隊が好きで載せているわけではありません。

通信兵だった父や防空監視隊にいた母から

聞かされた話は、

戦争は二度とあってはならない、起こしてはならない

という思いを強くさせるものでした。

ともすれば戦争の素顔が隠されたまま、

国家の理屈で議論が進みます。

同時に、国民の側にも、熱狂を生み出します。

しかし、戦争は、最悪の暴力です。

私は草の根の痛み、

どうしようもなく死に追いやられた人々の立場で

書いていきたいと思っています。


あまり楽しめないブログかも知れませんが、

お気軽に感想やコメントをお寄せください。


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A Bird came down the Walk : エミリ・ディキンソン(Emily Dickenson)2007/08/31

エミリ・ディキンソンの詩。「小鳥が歩道にやって来た」
二年ぐらいまえに読んだときは、あまりいい詩とは思えませんでした。
同じエメリのAfter great pain,a formal feeling comes のように深い思索や熱い情熱を語っているわけでもないと。

でも、感想が変わったのです。

鳥の動き、しぐさなど、写真を撮るようになって、気がつきました。
エメリ・ディキンソンは、ちゃんと見ているんだって。
そして、鳥は詩に値するって。

・・・ふ~ん、そういうもんなんですね。

A Bird came down the Walk
He did not know I saw---
He bit an Angelworm in halves
And ate the fellow,raw,

And then he drank a Dew
From a convenient Grass--
And then hopped sidewise to the Wall
To let a Bettle pass--

He glanced with rapid eyes
That hurried all around--
They looked like frightened Beads, I thought--
He stirred his Velvet Head

Like one in danger, Cautious,
I offered him a Crumb
And he unrolled his feathers
And rowed him softer home---

Than Oars divided the Ocean,
Too silver for a seam--
Or Butterflies, off Banks of Noon
Leap, plashless as they swim.

A Bird came down the Walk : 武満徹2007/08/31

故武満徹さんが、ヴィオラ奏者の今井信子さんに贈った曲。
エミリ・ディキンソンと同じタイトルですが、当然、それを踏まえてのもの。
また、オーケストラ曲「鳥は星型の庭に降りる( A Flock Descends into the Pentagonal Garden)」をベースに作られた曲でもあります。
 初演は、1995年10月29日。ウィーンにて。演奏者はもちろん今井信子さん。

 このCDのジャケットに日本語(しかも赤い字)で、「信子様 武満徹」と自筆の字が印字されています。モノクロの写真の影で目立たないようにですが。

曲目
1. Concert Piece ....Enescu, George
2. Rondo ....................Sibelius, Jean
3. Reflection.............Britten, Benjamin
4. Elegy.......................Britten Benjamin,
5. A Bird Came Down The Walk........Takemitsu, Toru
6. Intermezzo...........Rota, Nino
Quatre Visages........Milhaud, Darius
7. I. La Californienne
8. II. The Wisconsonian
9. III. La Bruxelloise
10. IV. La Parisienne
11. Infanta Marina.........Persichetti, VIncent
12. Rverie.....................Wieniawski, Henryk
13. There Is A Willow Grows Aslant A Brook
......................Bridge, Frank
14. Romance Oublie.........Liszt, Franz

つまり、

1. 演奏会用小品(エネスコ)
2. ロンド(シベリウス)
3. 反映(ブリテン)
4. エレジー(ヴィオラ独奏のための)(ブリテン)
5. 鳥が道に降りてきた(武満徹)
6. 間奏曲(ニーノ・ロータ)
7. 4つの顔op.238(ミヨー)
8. マリーナ姫op.83(パーシケッティ)
9. 夢(ヴィエニャフスキ)
10. 小川を斜めに横切って生えている柳の木がある(ブリッジ)
11. 忘れられたロマンス(リスト)

「鳥は星型の庭に降りる」(武満徹1977)2007/08/31

 今井信子に贈られた「鳥が道に降りてきた(A Bird Came Down The Walk)」のベースとなったオーケストラ曲「鳥は星型の庭に降りる( A Flock Descends into the Pentagonal Garden)」。
 鳥の群れ(Flock)が日本庭園に舞い降りてきたという夢が作曲のきっかけ。
 鳥の群れの主題が、5音音階にもとづき、5つの移置形をもった5種類の旋法の場に下降するというコンセプト。
 5が象徴的に使われていることを、「星型の庭」と表現されている。
 しかし、曲は、虚心にきくべきもの。

ミニ戦争展を見てきました2007/08/31

 大津市の北部にある介護施設「日和の里」で、ミニ戦争展が開かれていました。8月いっぱいで終わりなので、ぎりぎりですが、見に行ってきました。
 入り口の喫茶の隅に、コーナーが設けられ、戦前の写真や教科書などが展示されていました。
 上の写真は、修身の教科書と優等生全科参考書。

「優等生全科参考書」の内容は軍事一色2007/08/31

 ミニ戦争展は、手にとって見ることができます。
私が見ていると、声をかけてくる高齢の女性がいて、説明するでもなく、語っていただけました。
 この本は、修身の参考書ってことなんでしょうか?

教科書ではない雑誌も中国侵略を肯定する絵を載せています2007/08/31

 学校で教わる教科書が、軍事一色であり、しかも大陸への侵略を肯定する内容。雑誌もそうです。
 あらゆる面から、子どもたちの心に迫ってくるおろるべき宣伝。

修身の教科書には天皇の詔書2007/08/31

きれいに保存されている修身の教科書。
自分の目を疑うような記述がそこにあります。
文献や父母の話から知った戦前と戦争。
それがモノとして目の前につきつけられると、また違った迫力があります。
モノを大切に残すことの意味が納得されます。

救いはこの「新しい憲法」のパンフレット2007/08/31

驚きと重苦しい気分でミニ戦争展の展示物を眺めていましたが、このパンフレットを見て、救われました。ここには、未来が見えますね。

スズメとムクドリ:近江大橋の入り口にて2007/08/31

大津市側の入り口の木立のなかに、スズメ、セキレイ、ムクドリが群れていました。
一番左がスズメ、残りはムクドリだと思います。

スズメとムクドリは仲良し?大きさはこれだけ違いますね2007/08/31

スズメとムクドリが全然違和感なしに並んでいます。
鳥の世界を知らない私には、なんか不思議な気がします。

                            


BIN★「この記なんの記」ブログ情報 August 12 , 2011



 西南戦争、日清戦争、日露戦争、シベリア出兵、日中戦争、太平洋戦争など、1867年から1945年の戦争にかかわる記念碑、戦死者・戦病死者の墓碑など。

戦争にかかわる碑

  ■ 忠魂碑・慰霊碑

    ○ 高島郡2町15村別の忠魂碑など

    ○ 大津市北部の忠魂碑(9柱)

    ○ 大津市南部の忠魂碑

民間墓地の戦没者

 □ 滋賀県の西南戦争の戦没者

 □ 高島市(高島郡)の戦没者

  ■ 西南戦争(西南之役) 1877年

   ● 戦病死者名簿

      *高島郡の戦病死者は15名(『高島郡誌』)

  ■ 日清戦争(明治廿七八年戦役) 1894~95年

   ,● 日清戦争戦没者名簿と墓碑の所在(旧高島郡)

      『高島郡誌』によれば、旧高島郡で日清戦争期の戦病死者は17名でした。

  ■ 日露戦争(明治三七八年戦役) 1904~05年

   ● 日露戦争戦病死者名簿 (旧高島郡2町15村版)

      ○ 旧高島郡高島町の日露戦争戦没者名簿

    ○旧高島郡安曇川町の日露戦争戦病死者名簿
○このブログに散在するのは、旧大津陸軍墓地の調査記録です。

 公的なものではなく、BIN★がいわばサイドワークとして行っていることです。変更や修正はこまめに行っています。なにかの目的で活用されるときは、ご連絡ください。
 □ ブロック 埋葬者名簿

     陸軍歩兵少尉から陸軍歩兵少将まで20基の墓碑がある

 □ ブロック 埋葬者名簿

     日清戦争期に戦病死した下士官の墓地

 □ ブロック 埋葬者名簿

     明治11年以降に大津営所で病死した下士官の墓地

 □ ブロック 埋葬者名簿(作成中)

     明治11年以降に大津営所で病死した下士官の墓地

 □ ブロック 埋葬者名簿

  ■ 大津市作成の名簿順

  ■ あいうえお順

     日清戦争期に戦病死した兵卒の墓地。士官候補生の墓碑1基。

 □ ブロック 埋葬者名簿

     明治8年から11年までに病死した下士官と
          兵卒の墓碑が37基


 □ ブロック 埋葬者名簿

     「下段西側」の134柱と「下段東側」の5基で合計139基。
         すべて兵卒の墓碑。


 □ ブロック 埋葬者名簿

     「下段東側」の墓地97基と「下段西側」1基の
          合計98基。すべて兵卒の墓碑。


 □ ブロック 埋葬者名簿(作成中)

     陸軍墓地に隣接した将校関係者の墓地
大津市の戦死者・戦病死者(明治44年『大津市志』による)

 □ 西南戦争の戦死者

 □ 日清・日露戦争
『大津市志』および「戦時事績」掲載の日露戦争戦病死者名簿

 □『大津市志』

 □ 滋賀郡膳所町

 □ 旧志賀町の日露戦争戦病死者名簿(戦時事績)