
お元気ですか?
大好きな人たちと人生を楽しんでいますか。
なにをテーマに書こうかと迷いながら
2003年に『この記なんの記』ブログをはじめました。
2007年夏に、戦争の墓碑に心が惹かれ、、
気がつけば、「お墓ブログ」のようになりました。
戦争や軍隊が好きで載せているわけではありません。
通信兵だった父や防空監視隊にいた母から
聞かされた話は、
戦争は二度とあってはならない、起こしてはならない
という思いを強くさせるものでした。
ともすれば戦争の素顔が隠されたまま、
国家の理屈で議論が進みます。
同時に、国民の側にも、熱狂を生み出します。
しかし、戦争は、最悪の暴力です。
私は草の根の痛み、
どうしようもなく死に追いやられた人々の立場で
書いていきたいと思っています。
あまり楽しめないブログかも知れませんが、
お気軽に感想やコメントをお寄せください。
がんばれ、アマガエル ― 2009/08/01
とっても平凡な話だけれど、
カエルさえ、最近、目にすることは少ない。
朽木村(合併で高島市)で出合った
モリアオガエルぐらいなもの。
一つ前の日記のトノサマガエルの
写真はカミさんの里で撮ったもの。
そうそう、もう一匹いた。
それがこのアマガエル。
日本の階級構成で、
労働者階級が勤労者の半数を
超えたのは、1960年(国勢調査)。
(滋賀県は70年だけど)
それまでの数千年は、圧倒的に農民。
自分たちの食料と国土を守ってきた
人たちへのひどい仕打ちを
続けてきた自民党農政。
いよいよ見捨てられるとなって、
切り出す自給率50%の空手形。
農業再生と食の安全を!
父の代で農家ではなくなったけれど、
そう叫びたい。
カエルに言うのは本末転倒。
しかし、君達にはがんばって
生き延びて欲しいんだ。
がんばれ、カエルくん!
いや、カエルさん。
カエルさえ、最近、目にすることは少ない。
朽木村(合併で高島市)で出合った
モリアオガエルぐらいなもの。
一つ前の日記のトノサマガエルの
写真はカミさんの里で撮ったもの。
そうそう、もう一匹いた。
それがこのアマガエル。
日本の階級構成で、
労働者階級が勤労者の半数を
超えたのは、1960年(国勢調査)。
(滋賀県は70年だけど)
それまでの数千年は、圧倒的に農民。
自分たちの食料と国土を守ってきた
人たちへのひどい仕打ちを
続けてきた自民党農政。
いよいよ見捨てられるとなって、
切り出す自給率50%の空手形。
農業再生と食の安全を!
父の代で農家ではなくなったけれど、
そう叫びたい。
カエルに言うのは本末転倒。
しかし、君達にはがんばって
生き延びて欲しいんだ。
がんばれ、カエルくん!
いや、カエルさん。
村上春樹『”THE SCRAP” 懐かしの一九八〇年代』 ― 2009/08/01

肩の力を抜いて村上春樹を楽しめる本。
『”THE SCRAP” 懐かしの一九八〇年代』
面白そうな記事を雑誌からスクラップして、
日本語で感想を書くというもの。
ご本人も楽しく続けられた仕事らしい。
それより、この年代が気になりませんか?
たとえば「1984年」が少なくとも2度登場します。
この本のなかにでてくる「オリンピック日記」は、
すべてが一九八四年の出来事である。
・・・「1Q84年」ではなくて。
『”THE SCRAP” 懐かしの一九八〇年代』
面白そうな記事を雑誌からスクラップして、
日本語で感想を書くというもの。
ご本人も楽しく続けられた仕事らしい。
それより、この年代が気になりませんか?
たとえば「1984年」が少なくとも2度登場します。
・・・たとえば「マイケル・ジャクソンそっくりショー」の項に出てきたマイケルそっくりくんたちは今頃いったいどこで何をやっているんだろうと考えると、ちょっと淋しいようなおかしいような不思議な気持ちになっていまうわけだ。やれやれ、これはもう歴史ではないか。われわれは一九八四年についてこんな風に語ることもできるのだ。マイケル・ジャクソンが世界を席巻していたあの夏・・・・と。
この本のなかにでてくる「オリンピック日記」は、
すべてが一九八四年の出来事である。
・・・「1Q84年」ではなくて。
セミの抜け殻 ― 2009/08/02
まちを彷徨う誕生日 ― 2009/08/03
カミさんの誕生日を迎えた。
家族全員、誕生会をする。
しかし、今年は、いつもとちがう。
高校生のH君も、大学生のK君も
大阪へ行ったり、行事があったりで忙しい。
全員がそろうのは、午後8時をかなり過ぎそうである。
私も仕事なので、準備をする時間がもてない。
カミさんにそれをさせるわけにいかないので、
誕生日の割引クーポンが
来ていたお店でお祝いをすることになった。
一台の車で行くために、私は、
自分の車を使わずに出勤。
事務所近くでひろってもらうことにした。
K君はなんとか8時をすぎて自宅に到着。
H君の行事が長引いていて、
予定を1時間以上過ぎてようやく、
4人がそろうことになった。
10時閉店だからと、9時40分頃に
滑り込んだが、
「ラストオーダーは9時で~す」と
言われて、あわてて店を出る。
適当な店が見つからないまま、
車は街を彷徨うはめに・・・・。
最後に23時までやっている店に
飛び込んだら、ラストオーダーを
1分過ぎていた・・・・。
H君からのプレゼントは、
スヌーピーのマグカップ(?)。
K君からのプレゼントは、
ケータイのバッグなど。
私からのプレゼントは、
いっしょにお店に行って
選ぶことになっている。
家族全員、誕生会をする。
しかし、今年は、いつもとちがう。
高校生のH君も、大学生のK君も
大阪へ行ったり、行事があったりで忙しい。
全員がそろうのは、午後8時をかなり過ぎそうである。
私も仕事なので、準備をする時間がもてない。
カミさんにそれをさせるわけにいかないので、
誕生日の割引クーポンが
来ていたお店でお祝いをすることになった。
一台の車で行くために、私は、
自分の車を使わずに出勤。
事務所近くでひろってもらうことにした。
K君はなんとか8時をすぎて自宅に到着。
H君の行事が長引いていて、
予定を1時間以上過ぎてようやく、
4人がそろうことになった。
10時閉店だからと、9時40分頃に
滑り込んだが、
「ラストオーダーは9時で~す」と
言われて、あわてて店を出る。
適当な店が見つからないまま、
車は街を彷徨うはめに・・・・。
最後に23時までやっている店に
飛び込んだら、ラストオーダーを
1分過ぎていた・・・・。
H君からのプレゼントは、
スヌーピーのマグカップ(?)。
K君からのプレゼントは、
ケータイのバッグなど。
私からのプレゼントは、
いっしょにお店に行って
選ぶことになっている。
悪者ネコから○○○を救え! ― 2009/08/03
家族4人で深夜に帰宅。
なんとか、オーダーストップのギリギリで
お店に入れてもらい、カミさんの誕生会。
「今日はケーキなしね」・・の一言で、
コンビニによって、ショートケーキを買った。
ロウソクのイベントがないのが少し寂しい。
と、そのとき
3階からドタバタの大きな音。
え!!人がいる・・・とは、
だれも思わなかった。
うちの巨大なネコのうちの
どれかが暴れているのだ。
ところが、この音が静まる気配がない。
カミさんが立ち上がり、
その後をH君が追う。
私は、ふたりを見つめる。
K君は、食べ物に夢中。
「ダメ~!!」というカミさんの声。
「ムーちゃん、やめ!」とH君の声。
二人はネコを救おうとしているのではなく、
ネコからなにかを救おうとしている。
「お父さん~、○○○を助けてあげて!!」
え!?イモリ?
ネコはハンター。
すぐには、獲物を殺さない。
ツメでひっかけては、知らんぷり。
動き出したら、攻撃。
さすがに気分が悪い。
と、そのとき、
H君を心から感動させる事態が起こる。
「あ~、ほんとなんだ!!」
彼は、トカゲ(イモリ)のしっぽ切りを
人生ではじめて見たのだ。
実は・・・・H君だけではなかった。
ムーもそう。
ネコは、イモリ君にすっかりだまされて、
ぴくぴく動くシッポに魅せられている。

で、イモリ君は?
こっちは、ショートケーキを
食べ終わったK君が、
手のひらのなかに丁寧に保護。
「窓を開けて~」と叫んでいる。
家族総出で窓を開けて、
闇のなかにイモリ君を解き放った。
悪者ムーは、それから、
しばらく、シッポと遊んだ後、
どこかへ消えた。
なんとか、オーダーストップのギリギリで
お店に入れてもらい、カミさんの誕生会。
「今日はケーキなしね」・・の一言で、
コンビニによって、ショートケーキを買った。
ロウソクのイベントがないのが少し寂しい。
と、そのとき
3階からドタバタの大きな音。
え!!人がいる・・・とは、
だれも思わなかった。
うちの巨大なネコのうちの
どれかが暴れているのだ。
ところが、この音が静まる気配がない。
カミさんが立ち上がり、
その後をH君が追う。
私は、ふたりを見つめる。
K君は、食べ物に夢中。
「ダメ~!!」というカミさんの声。
「ムーちゃん、やめ!」とH君の声。
二人はネコを救おうとしているのではなく、
ネコからなにかを救おうとしている。
「お父さん~、○○○を助けてあげて!!」
え!?イモリ?
ネコはハンター。
すぐには、獲物を殺さない。
ツメでひっかけては、知らんぷり。
動き出したら、攻撃。
さすがに気分が悪い。
と、そのとき、
H君を心から感動させる事態が起こる。
「あ~、ほんとなんだ!!」
彼は、トカゲ(イモリ)のしっぽ切りを
人生ではじめて見たのだ。
実は・・・・H君だけではなかった。
ムーもそう。
ネコは、イモリ君にすっかりだまされて、
ぴくぴく動くシッポに魅せられている。

で、イモリ君は?
こっちは、ショートケーキを
食べ終わったK君が、
手のひらのなかに丁寧に保護。
「窓を開けて~」と叫んでいる。
家族総出で窓を開けて、
闇のなかにイモリ君を解き放った。
悪者ムーは、それから、
しばらく、シッポと遊んだ後、
どこかへ消えた。
「青空文庫」 人気の本 ― 2009/08/03
私の使っているケータイは、iphone。
楽しみは多いけれど、持ち運びに困っていた。
中途半端な大きさなのだ。
マイブームは読書。
楽しみはとても大きいけれど、
本は、iphone以上に持ち運びに困っている。
iphoneのソフトに、青空文庫ビュアーがある。
青空文庫は、そのままのテキストでも
見ることが出来るけれど、
本のような雰囲気があればうれしい。
そんな思いを受け止めてくれるソフトだ。
私がダウンロードしたのは、「i文庫」
そこには、人気の本というページが
あって、ランク順に並んでいる。
それが、上の写真。
「蟹工船」のブームはまだ続いている。
著作権が切れた本なら、
7000冊読むことができる青空文庫。
とっても、うれしい。
しかも、iphoneの大きさに収まる。
本を持ち歩くかさ高さに比べれば、
iphoneが、ちょうどいい大きさに
見える今日この頃。
楽しみは多いけれど、持ち運びに困っていた。
中途半端な大きさなのだ。
マイブームは読書。
楽しみはとても大きいけれど、
本は、iphone以上に持ち運びに困っている。
iphoneのソフトに、青空文庫ビュアーがある。
青空文庫は、そのままのテキストでも
見ることが出来るけれど、
本のような雰囲気があればうれしい。
そんな思いを受け止めてくれるソフトだ。
私がダウンロードしたのは、「i文庫」
そこには、人気の本というページが
あって、ランク順に並んでいる。
それが、上の写真。
「蟹工船」のブームはまだ続いている。
著作権が切れた本なら、
7000冊読むことができる青空文庫。
とっても、うれしい。
しかも、iphoneの大きさに収まる。
本を持ち歩くかさ高さに比べれば、
iphoneが、ちょうどいい大きさに
見える今日この頃。
「地殻変動」の現場から ― 2009/08/04
いま政治が変わる。
だれもがそう感じている。
東京都議選、とくに千代田区を見ると
なにかが起こっているのだ。
都議会のドンがわずか9日前に
立候補を決意した無名の若者に敗れたのだ。
その衝撃をマスコミはつぎのように伝える。
なるほど、地殻変動・・・つまり、
奥深く巨大な変化ということなのだろう。
言葉の遊びかも知れないが、
「知覚変動」も進んでいるように思う。
お上のいうがままにしてきた人たちが
はじめて真剣に「政治を変えたい」と思い、
自分の意思で投票行動を決める。
さらに、その結果を見て、
「政治を変える変えることができる」
ということに気づく・・・意思と力の発見!
同じ記事の次の部分は、
そういう変化の現場を
目の当たりにさせてくれる。
シェークスピアのいう「森が動く」ときなのだ。
この流れはほんとうの解決を見いだすまで
とどまることを知らないような気がする。
だれもがそう感じている。
東京都議選、とくに千代田区を見ると
なにかが起こっているのだ。
都議会のドンがわずか9日前に
立候補を決意した無名の若者に敗れたのだ。
その衝撃をマスコミはつぎのように伝える。
「あれだけ強かった内田さんが負けるなんて」。都議選直後、周囲にそう漏らしたのは、千代田区を選挙区に抱える与謝野馨財務・金融担当相(70)だった。地殻変動は同氏の想定以上に進んでいた。(毎日新聞)
なるほど、地殻変動・・・つまり、
奥深く巨大な変化ということなのだろう。
言葉の遊びかも知れないが、
「知覚変動」も進んでいるように思う。
お上のいうがままにしてきた人たちが
はじめて真剣に「政治を変えたい」と思い、
自分の意思で投票行動を決める。
さらに、その結果を見て、
「政治を変える変えることができる」
ということに気づく・・・意思と力の発見!
同じ記事の次の部分は、
そういう変化の現場を
目の当たりにさせてくれる。
シェークスピアのいう「森が動く」ときなのだ。
この流れはほんとうの解決を見いだすまで
とどまることを知らないような気がする。
「今回も内田先生に投票を頼む」。千代田区内に住む主婦(34)は都議選の告示直前、区内で不動産業を営む父親(67)から携帯電話で連絡を受けた。
この主婦は前回まで父親に従い、衆院選は与謝野氏、都議選は内田氏に必ず投票してきた。しかし、夫(39)と営んでいたそば屋が2月、景気悪化に伴う業績不振で閉店。自民党政治への不信感を強めた。「自民党に入れても世の中よくならないじゃないの」と反抗すると、父親は「内田先生は東京を必ずよくしてくれる人だから」と諭した。しかし、主婦は「とにかく一度、民主党に代えなきゃ何も変わらない」と考え、父親にも夫にも内緒で栗下氏に投票した。
戦死者の墓碑の威圧感 ― 2009/08/05
2007年の夏から、機会があれば、戦死者の墓碑を探し歩くようになった。大きな墓地に行けば、たちどころに、それがあるのかないのかは、わかる。☆の印(陸軍のマーク)がついていなくても、先にむけて尖った四角錐の墓碑は、ほとんどまちがいなく戦死者のものだからだ。
形だけではない。頭一つは高いのだ。
死者の碑のなかでも「特別な存在」なのである。
墓地のなかに散在する場合もあるが、だれもが通る場所、つまり、墓地の入り口に戦死者の墓碑だけがならんでいる場合も多い。
ある日、滋賀大学の近くのバス停の裏に墓碑が並んでいることを思い出して、立ち寄ってみた。
思ったより、広大な墓地だった。
その入り口に、他を威圧する大きな墓碑が建っていた。「日露戦争の墓碑!」そう直感したが、まちがいはなかった。
その横まで行って、さらに大きさを実感する。
高さも、量感も図抜けていて、写真に写りきらない気がした。

形だけではない。頭一つは高いのだ。
死者の碑のなかでも「特別な存在」なのである。
墓地のなかに散在する場合もあるが、だれもが通る場所、つまり、墓地の入り口に戦死者の墓碑だけがならんでいる場合も多い。
ある日、滋賀大学の近くのバス停の裏に墓碑が並んでいることを思い出して、立ち寄ってみた。
思ったより、広大な墓地だった。
その入り口に、他を威圧する大きな墓碑が建っていた。「日露戦争の墓碑!」そう直感したが、まちがいはなかった。
その横まで行って、さらに大きさを実感する。
高さも、量感も図抜けていて、写真に写りきらない気がした。

碑文から浮かび上がる地獄の情景 ― 2009/08/05
滋賀大の近くの墓地。入口でいやでも目立つ日露戦争の戦死者の墓碑がある。「陸軍上等兵」と階級が刻まれている。
その近くに立ち、刻まれた文字を読む。
鮮明で、苦労せずに読むことができる。明治39(1905)年8月に建立とある。100年の風雨に耐えて、記録を伝えているのである
所属部隊の記述はない。この墓碑の場所などを考えれば、陸軍後備歩兵第九連隊に所属していたものと思われる。
陸軍後備歩兵第九連隊は、後備歩兵第四旅団に属し、乃木大将の第三軍の一員として、日露戦争に参加した。 明治37(1904)年8月19日に、乃木軍は、旅順要塞にむかって第一次総攻撃を開始する。10万発もの砲撃を要塞にむかって放ち、その防備が壊滅したと信じて、21日に、歩兵による突撃が開始された。
陸軍後備歩兵第九連隊は、「東鶏冠北堡塁」に向かう。
だが、ロシア軍が築いた近代的な要塞は、日本軍のすさまじい砲撃にもかかわらず、無傷だった。「東鶏冠北堡塁」は、その要塞のなかでも、屈指の強固な堡塁であった。
日本軍の突撃は、死者5000人、負傷者1万人という惨憺たる地獄を生み出した。この上等兵が属したと思われる後備第九連隊はほぼ全滅の状態であった。
「東鶏冠北砲台」という文字を見つけたとき、私の心に浮かんだのは、この想像を超えた悲惨な情景である。
その近くに立ち、刻まれた文字を読む。
鮮明で、苦労せずに読むことができる。明治39(1905)年8月に建立とある。100年の風雨に耐えて、記録を伝えているのである
明治三十七年春日露之役以後備兵應召六月従軍赴戦地於清国●京省東鶏冠北砲台附近奮闘遂斃實同年八月廿二日也行年廿八・・・
所属部隊の記述はない。この墓碑の場所などを考えれば、陸軍後備歩兵第九連隊に所属していたものと思われる。
陸軍後備歩兵第九連隊は、後備歩兵第四旅団に属し、乃木大将の第三軍の一員として、日露戦争に参加した。 明治37(1904)年8月19日に、乃木軍は、旅順要塞にむかって第一次総攻撃を開始する。10万発もの砲撃を要塞にむかって放ち、その防備が壊滅したと信じて、21日に、歩兵による突撃が開始された。
陸軍後備歩兵第九連隊は、「東鶏冠北堡塁」に向かう。
だが、ロシア軍が築いた近代的な要塞は、日本軍のすさまじい砲撃にもかかわらず、無傷だった。「東鶏冠北堡塁」は、その要塞のなかでも、屈指の強固な堡塁であった。
日本軍の突撃は、死者5000人、負傷者1万人という惨憺たる地獄を生み出した。この上等兵が属したと思われる後備第九連隊はほぼ全滅の状態であった。
「東鶏冠北砲台」という文字を見つけたとき、私の心に浮かんだのは、この想像を超えた悲惨な情景である。
モー♂ネコのフワフワおなか ― 2009/08/05

西南戦争、日清戦争、日露戦争、シベリア出兵、日中戦争、太平洋戦争など、1867年から1945年の戦争にかかわる記念碑、戦死者・戦病死者の墓碑など。
戦争にかかわる碑
■ 忠魂碑・慰霊碑
○ 高島郡2町15村別の忠魂碑など
○ 大津市北部の忠魂碑(9柱)
○ 大津市南部の忠魂碑
民間墓地の戦没者○このブログに散在するのは、旧大津陸軍墓地の調査記録です。
□ 滋賀県の西南戦争の戦没者
□ 高島市(高島郡)の戦没者
■ 西南戦争(西南之役) 1877年
● 戦病死者名簿
*高島郡の戦病死者は15名(『高島郡誌』)
■ 日清戦争(明治廿七八年戦役) 1894~95年
,● 日清戦争戦没者名簿と墓碑の所在(旧高島郡)
『高島郡誌』によれば、旧高島郡で日清戦争期の戦病死者は17名でした。
■ 日露戦争(明治三七八年戦役) 1904~05年
● 日露戦争戦病死者名簿 (旧高島郡2町15村版)
○ 旧高島郡高島町の日露戦争戦没者名簿
○旧高島郡安曇川町の日露戦争戦病死者名簿
公的なものではなく、BIN★がいわばサイドワークとして行っていることです。変更や修正はこまめに行っています。なにかの目的で活用されるときは、ご連絡ください。
□ Aブロック 埋葬者名簿
陸軍歩兵少尉から陸軍歩兵少将まで20基の墓碑がある
□ Bブロック 埋葬者名簿
日清戦争期に戦病死した下士官の墓地
□ Cブロック 埋葬者名簿
明治11年以降に大津営所で病死した下士官の墓地
□ Dブロック 埋葬者名簿(作成中)
明治11年以降に大津営所で病死した下士官の墓地
□ Eブロック 埋葬者名簿
■ 大津市作成の名簿順
■ あいうえお順
日清戦争期に戦病死した兵卒の墓地。士官候補生の墓碑1基。
□ Fブロック 埋葬者名簿
明治8年から11年までに病死した下士官と
兵卒の墓碑が37基
□ Kブロック 埋葬者名簿
「下段西側」の134柱と「下段東側」の5基で合計139基。
すべて兵卒の墓碑。
□ Lブロック 埋葬者名簿
「下段東側」の墓地97基と「下段西側」1基の
合計98基。すべて兵卒の墓碑。
□ Mブロック 埋葬者名簿(作成中)
陸軍墓地に隣接した将校関係者の墓地
大津市の戦死者・戦病死者(明治44年『大津市志』による)
□ 西南戦争の戦死者
□ 日清・日露戦争
『大津市志』および「戦時事績」掲載の日露戦争戦病死者名簿
□『大津市志』
□ 滋賀郡膳所町
□ 旧志賀町の日露戦争戦病死者名簿(戦時事績)
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