お元気ですか?

大好きな人たちと人生を楽しんでいますか。


なにをテーマに書こうかと迷いながら

2003年に『この記なんの記』ブログをはじめました。

2007年夏に、戦争の墓碑に心が惹かれ、、

気がつけば、「お墓ブログ」のようになりました。


戦争や軍隊が好きで載せているわけではありません。

通信兵だった父や防空監視隊にいた母から

聞かされた話は、

戦争は二度とあってはならない、起こしてはならない

という思いを強くさせるものでした。

ともすれば戦争の素顔が隠されたまま、

国家の理屈で議論が進みます。

同時に、国民の側にも、熱狂を生み出します。

しかし、戦争は、最悪の暴力です。

私は草の根の痛み、

どうしようもなく死に追いやられた人々の立場で

書いていきたいと思っています。


あまり楽しめないブログかも知れませんが、

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関川夏央・谷口ジロー『「坊ちゃん」の時代第二部 秋の舞姫』2009/11/24

関川夏央・谷口ジロー『「坊ちゃん」の時代第二部 秋の舞姫』
すっかり魅せられて読んでいます。
『「坊ちゃん」の時代』第二部は、”森鴎外”がテーマの巻。
森林太郎の他に、二葉亭四迷、石川啄木など
後世に名を残す人たちが登場するにもかかわらず、
もっとも輝く主人公は、エリス。

「舞姫」は(教科書にも載っていましたから)
読んでいましたが、実話の部分まで
踏み込んで調べませんでした。
それが悔やまれました。

ホッセイニの『千の輝く太陽』は、
運命が暗転する母の死まで読みました。

コメント

_ ばるタン ― 2009年11月26日 00時09分23秒

「舞姫」は高校の教科書に載っていましたね。
2年生だったと思います。
女子たちは、感想を聞かれて猛反発しました。
「女を捨てた奴が何をカッコつけてるんだ!」みたいな感じです。
文学も何も関係ない、森鴎外と言えども女の敵!です。
16、7歳のコムスメたちですからね、男に対して怒るばっかりで、エリスさんへの同情はすっかり抜け落ちていたのでした。
でも、コムスメがおばさんになって読んだ「秋の舞姫」には、エリスさんの人生への優しい気遣いで彩られているではありませんか。
教科書で「舞姫」を読んだときに満たされなかったものはこれだった、と深く感動しました。

「坊ちゃんの時代」はとても気に入ってくださったようですね。
私もうれしいし、ちょっと得意^^;

_ BIN★→ばるタンさん ― 2009年11月26日 22時36分07秒

なるほど、そうなんだと思いました。
一方的に捨てられる弱々しい女性だと
思っていたのですけれど、関川さんでは、
もっと強く魅力的な女性として登場しています。
「舞姫」では、捨てた女と描かれていますが、
捨てられたのは、森鴎外のほうですね。

はい、『「坊ちゃん」の時代』はとても気に入りました。
読み捨てられないものが詰まっているので、
読み直して、また考えたいと思います。
そういう刺激的な作品でした。
ありがとうございます。
桐野夏生の『メタボラ』も紹介してもらって読みましたが、
これもまた、よかったですよ。
で・・・・NEXTは、ありませんか?

_ ばるタン ― 2009年11月27日 00時03分08秒

メタボラを読んだきっかけは、BIN★さんの記事からだったんですよ~。
図書館で(BIN★さんは桐野夏生を読んでいたけど、分厚いし暗そうだし、私は読めないな・・・)と思いながらふと手に取ったのがメタボラでした。
パラパラ開いたら、舞台が沖縄だったので借りたわけです。
BIN★さんのおかげで出会った本です。

以前、「明治事件簿」とかいうマンガの単行本を読んだことがあります。
明治の著名人が大勢出てくるところは「坊ちゃんの時代」と似ています。
史実を元にしながらフィクション性の高い話でしたが、とても面白く刺激的でした。
もう絶版になっちゃったのかもしれません。

_ BIN★→ばるタンさん ― 2009年11月27日 01時33分33秒

へぇ~、桐野夏生の『メタボラ』は、そうなんですか!
知らなかった!!
自分がブログで書くことが、めぐりめぐっていくんですね。

『明治事件簿』・・・検索して、探してみます。
ありがとうございます。

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BIN★「この記なんの記」ブログ情報 August 12 , 2011



 西南戦争、日清戦争、日露戦争、シベリア出兵、日中戦争、太平洋戦争など、1867年から1945年の戦争にかかわる記念碑、戦死者・戦病死者の墓碑など。

戦争にかかわる碑

  ■ 忠魂碑・慰霊碑

    ○ 高島郡2町15村別の忠魂碑など

    ○ 大津市北部の忠魂碑(9柱)

    ○ 大津市南部の忠魂碑

民間墓地の戦没者

 □ 滋賀県の西南戦争の戦没者

 □ 高島市(高島郡)の戦没者

  ■ 西南戦争(西南之役) 1877年

   ● 戦病死者名簿

      *高島郡の戦病死者は15名(『高島郡誌』)

  ■ 日清戦争(明治廿七八年戦役) 1894~95年

   ,● 日清戦争戦没者名簿と墓碑の所在(旧高島郡)

      『高島郡誌』によれば、旧高島郡で日清戦争期の戦病死者は17名でした。

  ■ 日露戦争(明治三七八年戦役) 1904~05年

   ● 日露戦争戦病死者名簿 (旧高島郡2町15村版)

      ○ 旧高島郡高島町の日露戦争戦没者名簿

    ○旧高島郡安曇川町の日露戦争戦病死者名簿
○このブログに散在するのは、旧大津陸軍墓地の調査記録です。

 公的なものではなく、BIN★がいわばサイドワークとして行っていることです。変更や修正はこまめに行っています。なにかの目的で活用されるときは、ご連絡ください。
 □ ブロック 埋葬者名簿

     陸軍歩兵少尉から陸軍歩兵少将まで20基の墓碑がある

 □ ブロック 埋葬者名簿

     日清戦争期に戦病死した下士官の墓地

 □ ブロック 埋葬者名簿

     明治11年以降に大津営所で病死した下士官の墓地

 □ ブロック 埋葬者名簿(作成中)

     明治11年以降に大津営所で病死した下士官の墓地

 □ ブロック 埋葬者名簿

  ■ 大津市作成の名簿順

  ■ あいうえお順

     日清戦争期に戦病死した兵卒の墓地。士官候補生の墓碑1基。

 □ ブロック 埋葬者名簿

     明治8年から11年までに病死した下士官と
          兵卒の墓碑が37基


 □ ブロック 埋葬者名簿

     「下段西側」の134柱と「下段東側」の5基で合計139基。
         すべて兵卒の墓碑。


 □ ブロック 埋葬者名簿

     「下段東側」の墓地97基と「下段西側」1基の
          合計98基。すべて兵卒の墓碑。


 □ ブロック 埋葬者名簿(作成中)

     陸軍墓地に隣接した将校関係者の墓地
大津市の戦死者・戦病死者(明治44年『大津市志』による)

 □ 西南戦争の戦死者

 □ 日清・日露戦争
『大津市志』および「戦時事績」掲載の日露戦争戦病死者名簿

 □『大津市志』

 □ 滋賀郡膳所町

 □ 旧志賀町の日露戦争戦病死者名簿(戦時事績)